団体説明

設立経緯

地域おこし協力隊には、多様な採用や運用法があります。地域の現状・課題に合わせて事業設計が組めるよう、他に類のない自由度の高い制度設計になっています。地域おこし協力隊と地域が信頼関係を築き、円滑な活動ができる環境では、協力隊自身の可能性はもちろん、地域の可能性は広がります。新しいビジネスが生まれたり、関係人口を生み出す鍵にもなり得ます。地域課題の解決に向けて一歩一歩進んでいくことができる、無限の可能性のある制度です。
しかし、制度の特徴である自由度の高さから、隊員も受け入れ自治体・地域も悩みや壁を感じることも少なくはありません。活動中に、受け入れ自治体や地域との間にギャップがあり、活動が円滑にすすまない、任期途中での退職・任期を終えたあとに定住をせずに終わる割合も高いという課題は、隊員や自治体の担当職員のような個人の努力だけでは解決は難しいのが現状です。

当団体は、地域おこしに携わるプレイヤーが輝けるようサポートすることで、福島県全体がより活性化すると信じ、地域おこし協力隊と受け入れた自治体・地域が「この制度を使用してよかった」と思える環境づくりを手助けすることを目標に、有志の隊員OB/OGで結成されました。

わたしたちは地域おこし協力隊を支援する団体ではありません。
地域おこし協力隊のOBOGとしての経験から
地域おこし協力隊という制度に関わる全てのひとを支援します。

活動目標・活動意義

地域おこし協力隊への支援をさらに充実させ、
隊員の任期を充実した期間にすることで
地域おこし協力隊希望者にとっての福島県の魅力の向上
および受入地域の振興を図り、
地域おこし協力隊が幸せに活動することができる地域を目指す。

代表あいさつ

代表挨拶 「地域おこし協力隊という制度に関わる全てのひとを支援します。」 私たち「福島県地域おこし協力隊ネットワーク」が掲げるものです。 総務省の発表では、令和2年度220名を超え東北最大の隊員数がいる福島県ですが、その一方で任期後の定着率に目を向けると東北ワースト2という現象が起きています。
”地域おこし協力隊に応募する人” と”地域おこし協力隊を募集する自治体” ふたつを結びつけるものは、それぞれが胸に宿す多種多様な「想い」であり、運命的な出逢いから新たな彩りが生まれ、福島の未来に虹色の橋を架ける、そんな風になれば素敵だなと願ってやみません。しかしながら、そこに至る過程には地域おこし協力隊/自治体双方にいくつもの小さな不安が存在し、時に困難が生じることも私たちは知っています。
そこで、着任初年度及び三年目にフォーカスし、異なった性質の不安に対してOBOGの経験を活かしたフォローアップメニューを提案・実施していくことで不安解消に努め、定住率向上の一助になればと思い弊団体を設立しました。 重ね重ねになりますが改めて、地域おこし協力隊という制度に関わる全ての人々に対し補完的で有用な存在として向き合い、関わり合っていけたらと思っています。

代表 松村 亮

組織概要

  • 団体名 福島県地域おこし協力隊ネットワーク
  • 設立年月日 2022年2月
  • 代表 松村 亮(福島県柳津町地域おこし協力隊OB)
  • Mail fukushima.kyoryokutai@gmail.com